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予防接種・乳児健診

Preventive

予防接種・乳児健診|ふじもとクリニック|大阪茨木市|アレルギー科・小児科・予防接種

予防接種(ワクチン)について

予防接種の写真

お子様の予防接種は複数あり、「どれを接種すればいいかわからない」「予防接種のスケジュールがわからない」というご質問をお受けします。
基本的に、最初の接種は生後2ヶ月から始まります。予防接種について不安や疑問をお持ちの方は、なんでもご相談ください。
参考にKNOW★VPD!のHPに載っているワクチンスケジュールを示しておきます。

ご持参いただくもの

  • 母子健康手帳
  • 予防接種予診票
  • 健康保険証
  • 診察券

定期接種

定期接種とは、公費によって受けられる予防接種のことです。
決められた期間に受けない場合、公費の補助もなくなってしまいますのでご注意ください。
予防接種の開始のタイミング、回数はワクチンの種類によってさまざまです。
しっかりと予防効果を得られる、無理なく消化できるスケジュールをお一人お一人にご提案しております。

  • B型肝炎

    代表的な肝炎を起こすウィルスです。感染がつづくと慢性肝炎、肝硬変や肝がんになることもあります。

    対象

    生後2ヶ月から接種できます。初回から4週以上あけて2回目、さらに20~24週あけて3回目が標準的な方法です。1歳未満は公費負担(無料)です。

  • ヒブ

    乳幼児期に髄膜炎や喉頭蓋炎など重症感染症を起こす菌です。これらの疾患は命に関わることや後遺症を残すこともある重篤な疾患です。
    5歳未満は公費負担(無料)です。

    対象

    生後2ヶ月から開始。3~8週間隔で3回接種します。7ヶ月以上後に4回目を追加接種して完了です。

  • 小児用肺炎球菌

    乳幼児期に敗血症や髄膜炎を起こします。肺炎や中耳炎の原因菌としても多いです。ワクチンは主に前者を防ぐ目的で行われています。

    対象

    生後2ヶ月から開始。3~8週間隔で3回接種します。2ヶ月以上後、標準的には1歳から1歳半に4回目を接種して完了です。5歳未満は公費(無料)です。

  • 4種混合

    4種とは、ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオを指します。ジフテリアとポリオは国内での感染はほとんどありませんが過去には重症者が出ていました。百日咳は乳児では重症の咳や呼吸困難で命に関わることもあります。破傷風は怪我をした傷口から菌が入り、痙攣や麻痺をきたす死亡率の高い疾患です。

    対象

    生後3ヶ月から開始。3~8週間隔で3回接種します。6ヶ月以上後、標準的には1年から1年6ヶ月後に4回目を追加します。7歳半までに完了するようにしましょう。

  • 2種混合

    4種混合に入っているジフテリアと破傷風について追加接種します。

    対象

    11歳以上13歳未満に1回接種します。

  • ロタウィルス

    ロタウィルスは乳児の胃腸炎を起こす代表的なウィルスです。嘔吐がひどく水分がとれなくなると脱水になり重篤な状態になります。小さい子ほど入院して点滴する必要性が高くなります。胃腸炎関連けいれんや脳炎を合併することもあります。

    対象

    ロタリックス(1価)は生後24週までに2回、ロタテック(5価)は生後32週までに3回、生ワクチンを飲みます。初回は14週までに始めて、4週以上あけます。
    当院ではロタリックスで行っています。

  • BCG

    結核を予防します。結核は成人では肺結核の長引く咳や熱が有名ですが、乳児では全身に結核菌がめぐって髄膜炎や粟粒結核という致死的な疾患を起こします。

    対象

    1歳未満で接種します。ヒブ、肺炎球菌、4種混合の接種がひと段落する生後5ヶ月以降に接種することが多いです。

  • 麻疹・風疹(MR)

    麻疹は発熱、発疹から肺炎や脳炎などの合併症をきたす疾患で、非常に強い感染力があります。風疹は「3日はしか」とも呼ばれた発熱、発疹をきたす疾患で、妊婦が感染すると赤ちゃんに重篤な障害が出る可能性があります。

    対象

    1歳から2歳に初回接種をします。2期は小学校入学前の1年間に行います。

  • 水痘

    みずぼうそうとも呼ばれるウィルス感染です。全身に水疱疹が多発し、重篤な状態にいたることもあります。帯状疱疹も同じウィルスが原因で発症します。

    対象

    1歳から3歳までに2回接種をします。2回目は初回から3ヶ月以上、標準的には6ヶ月から1年あけます。

  • 日本脳炎

    蚊が媒介する日本脳炎ウィルスの感染で、急性脳炎を引き起こします。半数程度の方が後遺症を残す、治療法のない重篤な疾患です。日本での発症はきわめて稀ですが、東南アジアなどで流行があります。

    対象

    生後6ヶ月から7歳半まで接種可能です。標準的には3歳で2回(1~4週間隔)、その後に6ヶ月以上あけて4歳頃に1回接種します。9~12歳に第2期の接種を追加します。

  • HPV (ヒトパピローマウイルス)

    主に血液、体液を介して感染するHPV感染症に対するワクチンです。
    HPVへの感染そのものは珍しいものではありません。ほとんどの場合において、自然にウイルスが排除されますが、一部のケースにおいてHPVへの長期感染が見られ、その場合には将来的な子宮頸がんのリスクが高まると言われています。

    対象

    小学校6年生から高校1年生および該当年齢の女子。サーバリックス(2価)は1回目を0月として1ヶ月で2回目、6ヶ月で3回目接種します。
    ガーダシル(4価)は1回目を0月として2ヶ月で2回目、6ヶ月で3回目接種します。(どちらも筋肉内注射です。)
    当院ではガーダシルで行っています。
    尚、任意接種になりますが2021年より、ガーダシルが9歳以上の男子、新しく出たシルガード(9価)が9歳以上の女子に接種できるようになりました。

任意接種

任意接種とは、各自または保護者様の判断で受ける予防接種のことです。
公費による補助はなく、料金は患者様のご負担となります。
料金の詳細は受付にお問い合わせください。

  • おたふく風邪

    唾液などの飛沫によって感染するムンプスウイルスのワクチンです。
    発熱や耳下腺(耳の下にあるだ液腺)の腫れが特徴で、頭痛をきたす髄膜炎や難聴や精巣炎など重い合併症もあります。

    対象

    1歳から接種できます。MRワクチンと同様に1歳頃と5~6歳の2回接種が薦められています。

  • インフルエンザ

    唾液などの飛沫によって感染するインフルエンザのワクチンです。
    突然の高熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、全身倦怠感などの症状を伴います。ワクチンを接種しておくことで、インフルエンザにかかってしまったときに重症化を防ぐことができます。

    対象

    生後6ヶ月から接種できます。1回目から3~4週間を置いて2回目を接種します。

  • A型肝炎

    経口・糞便から感染するA型肝炎のワクチンです。
    発熱や倦怠感などの症状を伴い、劇症肝炎に進展して命を脅かすこともあります。
    ほとんどの日本人は免疫を持っていないため、A型肝炎の流行する国・地域への渡航の際には必ずワクチンを接種する必要があります。

    対象

    1歳以上から接種できます。1回目から2週間以上を置いて2回目、24週間以上を置いて3回目を接種します。3回目は帰国後でも可能です。

  • 髄膜炎菌

    唾液などの飛沫から感染する髄膜炎菌感染症のワクチンです。
    高熱、皮膚からの出血、関節炎などを伴い、髄膜炎を引き起こすこともあります。
    劇症型になるとショックで死に至るケースもあります。

    対象

    2歳から接種できます。接種回数は1回です。(筋肉内注射です。)

乳児健診について

乳児健診では、お子様の発育・発達の状態、気になることや病気がないかを確認させていただきます。また、育児上のご不安やお悩みをお聞きし、解決するお手伝いをさせていただきます。
保護者の方と一緒に子育てをするつもりで考え、お子様が健康的に成長できるよう応援させていただきます。

乳児健診には無料で受診できる「定期健診」と、指定された時期以外に受ける「自費健診」があります。
定期健診は、地区により指定されています。
当院では6~7ヶ月健診と9~10ヶ月健診を、市から配布される健診票を持参して受けていただけます。

ご持参いただくもの

  • 母子健康手帳
  • 予防接種予診票
  • 健康保険証
  • 診察券

健診内容

6~7ヶ月健診

内容
  • 問診、体重・身長・頭囲・胸囲測定
  • 医師による発達・発育の診察
  • 栄養など育児一般に関する相談
対象時期 6~7ヶ月
受診票配布 母子健康手帳に付属しています。

9~10ヶ月児健診

内容
  • 問診、体重・身長・頭囲・胸囲測定
  • 医師による発達・発育の診察
  • 栄養など育児一般に関する相談
対象時期 9~10ヶ月
受診票配布 対象時期前に受診票が送付されます。

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