アトピー性皮膚炎は皮膚が赤くなってブツブツができたり、カサカサと乾燥して皮膚がむけたり、かさぶたができる場合があります。強いかゆみを伴う皮疹が生じて、バリア機能が低下して普通なら感じないような刺激でかゆみが強くなって掻いてしまい、さらに皮疹を悪化させるという悪循環をたどることが多くなります。
重症度について
アトピー性皮膚炎の重症度は皮疹の面積と炎症の強さで分類されます。
軽症 | 面積にかかわらず皮膚に軽度の赤みや乾燥だけが認められる状態です。 |
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中等症 | 強い炎症を伴う皮疹が体表面積のおよそ10%未満に認められる状態です。 |
重症 | 強い炎症を伴う皮疹が体表面積のおよそ10%以上から30%未満に認められる状態です。 |
最重症 | 強い炎症を伴う皮疹が体表面積の30%以上に及ぶ状態です。 皮疹は面積より個々の皮疹の重症度が重要視されます。 |